私もSunoを利用してBGMを作っています。
プロンプトや設定により注意が必要かなというのも出てきています。
だが、それ以上に別の問題があります。
それは著作権です。
日本は意外と緩いのと、歌謡曲を聞いていてもわかるように作詞作曲、編曲家がほとんど一緒だ。
あれ?って思うようなところありますよね。
ルパンの音楽、タッタラタ~♪と
スペースコブラのタラ、タラ、タラっ、タララ、タ~ララ~♪
とてもにている(ご自分で調べて)
なぜなら音楽を作った大野さん(ついこの間、お亡くなりになりました)が両方ともお作りだから。
歌詞についても阿久悠さんが多くを作っていたり(昭和の歌謡曲)ね。
ペッパー警部♪とかユーフォー!♪(ピンク・レディー)
TechCrunch.com
Suno says it will start watermarking songs
そこで日本のユーザーが見落としがちなポイント
- 海外(特に欧州)の著作権判断は日本より圧倒的に厳しい 日本の著作権法30条の4などではAI学習に対するハードルが比較的低いですが、EUやドイツ(GEMAの判決)では「無許諾学習=即アウト」の厳格な判断が下されています。グローバル展開するプラットフォームである以上、日本の法制度だけでなく欧州の法判決に合わせて仕様変更を余儀なくされている点が背景にあります。
- 「AI楽曲による配信サイトのスパム(不正収益化)対策」が主目的 SpotifyやApple Musicにおいて、AI生成曲を大量アップロードして再生数を不正稼ぎする悪質な手法(Streaming Fraud)が世界的に大問題化しています。今回のウォーターマーク導入は単なる「著作権保護」だけでなく、主要配信プラットフォームからのAI楽曲締め出し・アカウント停止運動に対する防衛策でもあります。
Suno運営の視点:The Good, The Bad, The Ugly
- The Good(良いところ)
- 業界との協調姿勢をアピール: Musixmatchの「Sentinel」システム採用やウォーターマーク(音声電子水爆)の導入により、レコード会社や法規制に対して「自浄作用がある」ことを示し、存続を図ろうとしています。
- 違法・模倣コンテンツの排除方針: 実在アーティストの音声を無断使用する成りすまし(Copycat)を明確に規約違反とすることで、プラットフォームの健全性を高めようとしています。
- The Bad(悪いところ)
- ダウンロード制限など利便性の悪化: 大量配布を防ぐための新たなダウンロード制限方針を予定しており、クリエイター側の自由度やワークフローを狭める可能性があります。
- 過剰防衛による誤判定リスク: 著作権検知システムが厳格化することで、完全にオリジナルの楽曲であっても既存曲に似ていると誤判定され、出力や利用が制限される懸念があります。
- The Ugly(ヤバいところ)
- 訴訟ラッシュと大規模情報漏洩の二重苦: UMGやSony(RIAA)、ドイツGEMAからの著作権侵害訴訟に加え、学習データ(YouTubeやDeezer等からのスクレイピング)漏洩と5500万人分のユーザーデータ漏洩という失態を犯し、セキュリティ対策の軽視で集団訴訟に発展しています。
私は無償で(Suno V5.5 の課金ユーザであるが)BGMを提供しています。
Sunoエンドユーザー(葬儀BGM・YouTube制作)にとっての Good と Ugly
Good(良いところ)
- YouTubeの著作権侵害・削除リスクが低減する Suno側がMusixmatch等の権利検知システムを組み込むことで、生成段階で「既存曲の盗作に近いフレーズ」がカット・制御されるようになります。結果として、作成したBGMをYouTube等に投稿した際に「著作権侵害の異議申し立て(Content IDの警告)」を受けるリスクが減ります。
- 商用・現場利用の「クリーンさ」の証明 ウォーターマークや指紋技術が付与されることで、「Sunoで正当に作成・出力された音源である」という透明性が保たれ、葬儀場など厳格な権利処理が求められる現場での利用説明がしやすくなります。
Ugly(ヤバいところ)
- ダウンロード制限・出力制限による業務効率低下 スパム対策として「一括ダウンロードの制限」や「ダウンロード数の上限制限」が導入されると、葬儀用BGMのストック作りやYouTube用の大量BGM生成のテンポが著しく落ちる可能性があります。
- 突然のサービス停止・モデル変更リスク 訴訟問題や集団訴訟の行方によっては、敗訴によるサービス停止、あるいは学習データの差し替えに伴う「生成クオリティの急激な変化(これまでの雰囲気の曲が作れなくなる等)」が起こり得ます。
- ユーザーデータの流出懸念 過去に大規模なデータ漏洩が発生しているため、Sunoに登録しているアカウント情報や決済情報等のセキュリティ管理には引き続き注意が必要です。
色々と考えさせられる状況ですね。