式場にて災害時で必要な道具

昨日(2012/07/11)のオフィス総合展にて災害時に必要なモノは何か、改めて考えさせられました。いつも思っていることで、問題を常に意識する事は大切。これは人間の生理的現象である。つまり飲み水の確保と用をたす(達する)ことだ。答えはシンプルだが、果たして出来るかがまた別課題。

泥酔をきれいな飲み水に変換する技術は既にあり、世の中に出回っている。
これはとても大切なことで、水だけあれば2週間は確実に生きられる。しかし、水がなければ人間は3日と持たないだろう。 この機材はトリハロメタンですら除去するとされている。

しかし重要なことはそれだけではない。今回みたいに津波によって海水が上がってきて、水源を塩水で汚染した場合はどうするか?この機材では人間の手の力でポンプを押して逆浸透するだけでは海水は除去できない。不純物は除去できても塩分はもっと強い圧力を掛けねば除去できないからだ。それには電源を利用したコンプレッサーが必要だ。

もとと言えば、これは原子力潜水艦で利用される技術だった。真水で炉を冷やさないと配管が腐ってしまうからだ。今回の福島第1も同様で冷却水は海と言うモノがありながら、海水を注入するのを躊躇した理由は炉がダメになってしまうからである。ナンのために海岸沿いに原子炉を作ったのやらと本末転倒の東電だが、炉を守りたい意思が人類を守ることよりも優先した大企業病だった。

さて、今回は原潜の炉を冷やすためと潜水艦で真水を得るための装置を小型化したモノ且つ民生品にしたモノを紹介する。上記の逆浸透膜浄水システムとこれを作っているのが桐生市の株式会社A&AT社だ。この装置はエンジンのパワーを利用して逆浸透膜に高圧をかけて(人間の力だとバテて逆に効率が悪くなるので)海水を真水にする仕組みだ。

既に工業用途ではアラビアに韓国の大手がプラントとして導入しているところもある。日本もそこに入っているはずだが、私はここの分野の人間ではないので割合させてもらう。

次に、用をたすことだ。入ったものは出る。
さて、これがエレベーターとかで何時間も止まったらどうなるんだ?
よくテーマパークで観覧車が数時間から半日も止まったとか、事故で何時間もエレベーターに閉じ込められたと言う報道が相次ぐなか、皆さんどうされているんだろうと気になったことはないか?そう、最悪の状態になっているはず。

そんなために、この様な商品がある。
これは通常、椅子として使われるが、中にはビニール袋、トイレットペーパー、除菌ワイプ、ペットボトルの水2Lが2本、更に消臭剤と液体凝縮剤、そしてプライバシーを保つための壁にマグネットで引っ付くカーテン!

本来ならどこに設置しても良いのだが、やはり密閉された空間に置くのが良いだろうとのこと。そこはやはりエレベーターと言うことで商品名は「エレベーターチェア」と言うことです。あるご家庭ではお年寄りが玄関先に置いておられるとのこと。丁度、靴を履くのに良い高さとのこと。それはそう、用をたすにはその高さが丁度よいと言うことだそうです。ご家庭なら万一の時のペットボトルの水は玄関の外とかでも良い。重たいのは水4L分(4Kg)の重さだ。
施錠されているので 解除(ボタン一発)で備品をむやみに触られることはない安心感もある。

ちなみA&AT社の情報によると東日本地震で15都道府県で報告されたエレベータに閉じ込められた数は210件もあり、未報告はもっとあっただろうと。そして計画停電で閉じ込められた人たちの件数はナンと660件もあったとのこと。さぁ、式場のエレベータでも必要だと思わいませんか?

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