政府の専用AI「源内」がどれだけ進化しても、絶対に直せないバグがあります。
それは、パソコンの中ではなく「使う側のマナーと人間性」に巣食っている問題です。
【テクノロジーの限界・本質追求】
デジタル庁が全府省庁の職員約18万人に向けて「国会答弁作成支援AIアプリ」のプロトタイプを提供開始したというニュースが話題になっています。
政府専用のAI基盤「源内(げんない)」を使い、徹夜続きになりがちな答弁書の作成や過去の記録探しのスピードを大幅に上げようという試みです。
「これで霞が関のブラックな働き方が良くなる!」と期待する声もありますが、本当にそれだけで解決するのでしょうか。
実は、最新テクノロジーの導入だけでは絶対に救えない、現場のもっと根深い問題があります。
私の友人が経産省にいます。
彼はノンキャリアです。
でも仕事はマジメにやるタイプで、実はマジメすぎて国会答弁中に脳卒中まで起こして倒れてしまい救急車で運ばれました。
幸い、命は助かり、後遺症もなく復旧しましたが、心と身体(脳)にはかなりのダメージが残りました。

デジタル庁、約18万人の全府省庁職員向けに「国会答弁作成支援AIアプリ」プロトタイプを提供開始
要約
デジタル庁はガバメントAI「源内」において、質問分析や過去答弁検索、答弁草案作成、更問予測を統合支援する国会答弁作成支援AIのプロトタイプを全府省庁約18万人に提供開始した。
- 公式URL: https://www.digital.go.jp/policies/genai/b736d2d7-b03b-43f0-9932-eba7da7f8142
- 重大である根拠: 中央省庁の最大の長時間労働要因とされてきた「国会待機・答弁作成業務」に対して、日本政府自らが開発した国家規模のAIプラットフォーム(源内)を通じて直接的な自動化・支援のメスを入れる初の本格実装段階に入ったためです。2027年通常国会での本格運用を見据えた行政改革の大きな節目となります。
- The Good(良いこと): 答弁作成や資料検索にかかる膨大な残業時間を削減し、政策立案の本質的な議論に官僚のリソースを再配分できる点。
- The Bad(悪いこと): ハルシネーション(誤情報)や文脈誤認の見落としリスクがあり、最終確認と責任追及の所在が曖昧になりかねない点。
- The Ugly(ヤバいこと): 過去の答弁フォーマットや官僚特有の「無難な言い回し」をAIが過剰学習し、実質的な説明責任を回避する形骸化した答弁が量産・固定化される恐れがある点。
こちらにデジタル庁が発行した「国会答弁作成支援AIアプリ」についてのPDFがあります。
ここからがマジに本題です

官僚の時間はタダじゃない。最新AI「源内」が暴き出す、永田町の壮大な税金ムダ遣い
彼らのお給料は、私たちが汗水流して納めた税金です。
その超優秀な専門人材を「ただの待ちぼうけ」に8時間使う国会議員がいるとしたら、あなたはどう思いますか?
1. 官僚の時間は「無料」ではない
省庁で働く官僚のお給料は、国民が納めた税金から支払われています。
本来なら、日本の経済を良くしたり、新しい産業を育てたり、エネルギーの課題を解決したりするために、その知識と時間を使うべき専門家たちです。
ところが実際の現場では、大物議員から「ちょっと会議に入るから、すぐ終わるからここで待っていろ」と言われ本を渡され、部屋の外で8時間も待ちぼうけを食らわされるといった信じられない出来事が起きています。
その間、友人はトイレに行くことすら我慢させられることすらあるのです。
これは、国のために働く専門家の時間を「タダ同然」として扱い、国民の大切な税金をドブに捨てているのと同じです。
ちなみにこの大物政治家は広島の選挙区でホリエモンとバッティングしたS.K氏です。
その後、友人は国会答弁中に倒れて救急車で運ばれました。
2. AI「源内」でも解決できない「人間性」の問題
政府が開発したAIアプリは、確かに優秀です。質問のポイントを素早く整理し、法律や過去の国会記録と照らし合わせて答弁の草案をあっという間に組み立ててくれます。パソコンの中の書類仕事は、AIの力で何時間も短縮できるでしょう。
しかし、AIがどれだけ賢くなっても、以下の時間は1秒も減らせません。
- 議員が気まぐれに相手を何時間も廊下で待たせる時間
- 約束の時間を守らないルーズさ
- 相手の立場や体調をまったく気にかけない鈍感さ
これらはシステムの性能ではなく、人と人との向き合い方、つまり政治家側の「人間性」やマナーの問題です。
相手の都合を無視した振る舞いが許されている限り、どれほど最新のAIを配備しても、深夜まで拘束される現実は変わりません。
3. リスペクト(敬意)がなければ国は良くならない
この問題の本質は、税金と時間、そして有能な人材に対する圧倒的な「リスペクトの欠如」です。
強い立場にいる人間が、支えてくれる人を一人の人間として尊重せず、呼び出せばいつでも待たせていい道具のように扱ってしまう。
こうした理不尽さに絶望して、国家を支えるはずの優秀な人材が次々と辞めていく「霞が関離れ」が進んでいます。
便利なツールを取り入れること自体は素晴らしい一歩です。
しかし、どれほど技術が進歩しても、「相手の時間と尊厳を大切にする」という当たり前の礼儀が欠けていては、根本的な解決にはなりません。
本当に変えなければならないのは、AIのアルゴリズムではなく、力を持つ側の意識です。