遺影とビデオ

遺影写真はその時を写します。
ビデオは言い残したことを伝えます。
どちらが大切か?両方です。
昔の遺影は他人の身体をすり替えて『着せ替え』をしてました。
今では自分らしさが失われることと他人様の体に置き換えられたくないので余程でない限り「着せ替え」を好む人はいません。

しかしビデオはどうなの?
撮影してみませんか?意外と「オヤジ、こんなことを思っていたんだ」と葬儀の時にわかったりします。

私は今年の1月に伯母が他界し、遺影とビデオを作成しました。
遺影と言っても単なる四つ切り写真ではなく、180cm  x 90cm(サブロク)の板に貼り付ける大きさの等身大以上の遺影を作ったのと、そして数百枚ある写真にケン・バーンズ効果を用いたビデオを作成。そして音楽はオリジナル。

ビデオを通して見ると、その人の人柄と友だち関係がよく見えてきます。
それをどう保存するかは別にして(今ではプライベート設定可能なYouTubeや似た映像共有サイトはいっぱいありますので) 残された人たちへのメッセージを伝えることも可能になりました。これは葬儀と言うより死に対して人様が「自分はいつか死ぬんだ」と言うことを話せるように社会が成熟して来たからでしょう。

ビデオ撮影をしてくれる人は大勢います。写真もどうよう。
一番大切なのは、その撮影時に自分がナニを言い残したいかです。
そしてその映像が簡単に見れる状況であることが!

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