普段使っているインターネットブラウザは何ですか?
きっと多くの方が「Google Chrome」と答えるのではないでしょう。
Perplexity AIは、GoogleのChromeブラウザを345億ドルで買収する提案をしました。
日本円にすると約5兆円です。😱
Googleが直面している大きな問題があり、この提案は、Googleがオンライン検索における違法な独占を維持しているとの判決を受け、米国司法省(DOJ)がGoogleに事業売却を迫っている中で行われました。
憶えていらっしゃいますでしょうか?
25年前に起きたマイクロソフト社がInternet Explorerを分離しろと言われた時代がありまして、似た状態です。
Perplexity AIは、AI検索をブラウジングに統合することでGoogleの優位性に挑戦しようとしています。
まさいくダビデとゴリアテの戦いです。
アナリストは、GoogleがChromeを売却する可能性のある時期を狙った日和見主義的な提案だと見ています。
Perplexity AIは、2022年に設立され、評価額は30億ドル以上で、AI時代の検索エンジンとして位置づけられています。実際、2024年評価額は90億ドルと言われており、ソフトバンクG投資は180億ドルくらいまで持ち上げたい希望があります。
しかし、アナリストは、Chromeの単独での価値が800億ドルから1000億ドルと見積もられており、Perplexity AIの提案額をはるかに上回っているため、この買収案の実現可能性には懐疑的です。
ソフトバンクG投資がいくら180億ドルの評価額にしても1000億ドルには程遠いわけです。
Googleもこの提案を真剣なものとは見ておらず、資産を過小評価しており、YouTubeやGmailなどのサービスとの統合を無視していると述べています。
- これまでGoogle検索とセットで利用されてきたChromeが、強力なAI検索を搭載したPerplexity AIの手に渡ることで、ユーザーはAIによる直接的な回答を求めるようになるかもしれません。
- これは、従来のリンクベースの検索広告モデルに大きな打撃を与える可能性があります。
- つまりSEOから一気にAIO(LLMO)に切り替わります。
- 結果的にSEO対策が無になり、市場が一気に崩れます。
Perplexity AIの戦略は、ChromeをAIネイティブなプラットフォームに変え、その検索エンジンを組み込むことでGoogleに対抗することにあります。
自らブラウザを作るよりも買ったほうが安い?ケロロ軍曹のOPの「買ったほうが安いぜ、今日のおかず」ではない!
しかも、Perplexity AIはベンチャーキャピタルに依存しており、まだ利益を上げていないので、このような買収の資金調達は課題となります。
規制当局の承認も不確実な要素であり、連邦取引委員会がAI検索における新たな権力集中を生み出すかどうかを精査する可能性があります。
今回、蚊帳の外はFirefoxですが、実現したらここにも影響が及ぼすでしょう。
何しろ、Firefoxも独占しているGoogleから「お慰め金」として資金を提供してもらっているからです。
この買収案は、AIの脅威の中でGoogleが革新を迫られていることを浮き彫りにしています。
テクノロジー競争を再定義し、巨大企業にAIへの適応または事業売却を強いる可能性があります。
我々ができることは、静観するしかないのですが、実現した場合、Chromium OSとの課題、更にAndroid OSなどとも課題が出てくるかと思います。