9月1日は防災の日、英語では「Disaster Prevevntion Day」とまで正式に訳されています。
まずはおさらい。
この防災の日の目的と意図を忘れないためです。
防災の日は、関東大震災の教訓をもとに1960年に制定された記念日で、災害への備えや意識の向上を目的としています。
防災の日が発足した理由
- 1923年9月1日に発生した関東大震災の記憶を風化させないため制定された。
- 死者・行方不明者約10万人以上という、未曾有の被害を受けたことがきっかけ。
- 台風が多い時期であり、季節の区分「二百十日」が9月1日ごろにあたるため、災害に注意を喚起する目的も加わった。
- 1959年の伊勢湾台風の甚大な被害(死者約4700人。戦後最大規模)を教訓に、防災意識強化の必要性が高まった。
- それまで震災の慰霊祭が中心だったが、教訓を共有して具体的な防災活動への転換をはかった。
- 政府・自治体だけでなく、一般国民一人ひとりに災害への備え・意識を持たせる目的。
具体的な目的
制定の背景
以上が、防災の日の由来と発足理由の詳細です。

私は祖父とちょうど60歳違いと聞いている。
祖父の世代で、私が和田家で最初に生まれた男子だったので色々と教わった。
祖父は1903年生まれ(明治36年)– 戸籍上(届け出がデタラメ)で祖父は明治39年生まれw。
祖父が20歳のときに関東大震災を経験しています。
近所のおばちゃんもそれくらいのご年齢で、当時、地震のときに揺れが大きすぎて立てずに床を転がっていたと話を伺いました。
和田家は、祖父の祖父、江戸末期から葬祭業を営んでいました。
だから、無尽に死者の多さの地獄絵図を聞いています。
あと、米軍が平塚と辻堂を集中爆撃をした後も山積みにされたご遺体・・・
さて、地震体験装置を経験された方がいらっしゃれば、わかるでしょう。
私も30年以上前にミノルタの厚木開発センターで防災訓練のとき、消火訓練と発生装置を体験しました。あと、東京支社でも同様・・・(社畜人生でしたw)
当時、私が事業所で一番最初に出社、一番最後に退社する人間で、ほぼ会社に住み着いていたから、とくべつに部を代表として、消火器の取り扱いや自分自身の安全確保、そして指導員としての誘導を命じられていたからです。(おかしくね?って)
葬儀社がこの日に何ができるか
色々なところで書いていますが、葬儀社は社会インフラです。
つまり本来なら超利益追求に走ってはならない産業なのです。
今の問題は、互助会システム
株式会社 互助会 ナンかあってはならないのは互助の精神なんか一欠片もないからです
大きい葬儀社は会館を保有しています。
私も10年前までは湘南斎場の社長でした。
うちにはAEDとかもあり、色々と訓練をさせていました。
私自身もAHA BLSのからの救急処置の資格を保有しています。
AHA BLS = American Heart Association Basic Life Support (アメリカ心臓協会)。
ここでCPRやAEDの取り扱いを徹底的に学びます。
ちなみに、私はこういう現場に過去3回も遭遇しています。
なぜ人が亡くなって仕事になる人が、人の命を救う立場にいるのか・・・
それは社会貢献です。
防災の日において、葬儀社ができることはいくつかあります。
もちろん今年は友引や友引前の日ではないので、式場での講演などはできませんけど、
式場が空いていれば、それでもやる意味はあります。

式場が空いていることを知られたくないクソみたいな葬儀屋(互助会)は「人材不在」「式場が空いてない」などで日程伸ばし(法外的な安置料を請求して伸ばすことができる)がバレるのが嫌がっている。
防災の日に具体的に葬儀社ができること
- 地域防災協定の締結や防災訓練への積極参加(会館・施設を避難所や支援拠点として開放、自治体との連携強化)。
- 会館が現在空いているのがバレたくない葬儀屋が多い
- 友引当日と前日でないと開放できないことが多い
- 災害時に必要となる棺や葬祭用品、安置サービスの提供体制についての啓蒙活動(事前の備えの重要性や流れを地域住民へ解説)。
- 遺体安置や火葬場の混雑対応など、災害時の尊厳保持や適正な処置の重要性を伝えるセミナーや情報発信。
- ほとんどやっている葬儀屋はいません
- 防災の日以外に月に一回くらいそういうセミナーをやってほしい
- 南海トラフ巨大地震は必ずくると言われているなか、湘南にも津波は押し寄せます
- 会館へのAED設置や救命講習、防災資機材設置状況の公開(地域住民の安心感向上のため)。
- 設けているところは多いけど、使い方を学んでいないスタッフが多い
- あと、女性の場合ブラなどを外す必要があり、訴えられることもある懸念事項
- 防災についてのハンドブック作成や配布、ブログ・SNS・YouTubeでの啓発コンテンツ発信。
- 地域住民向けのグリーフケアやメンタルヘルス支援の重要性の啓蒙(災害後の心のケアの必要性を訴える)。
- やっているところを見たことない
- グリーフについて学んでいない
葬儀屋さん、心を大きく入れ替えて、
社会貢献をもっと考えてみてはいかがでしょうか?
まず、社長自らAEDの取り扱い、CPRのやりかたを。
この10年以上、ABCではない、BACです←この意味を理解する必要があります。
人間の生存率が50%以上も上がるとの報告が出ています。