先進国で下がる人口に歯止めはあるか?

いつもながら、これは難しい問題ですね
だって国益に直接つながる課題ですから

実は中国も生まれる人数よりも死亡者数のほうが多くなってきているそうです。
まぁ、あそこは「中国」というよりもアメリカ以上の多民族合衆国家ですからどこかが減って、どこかが増えて、そしてどこかを弾圧だろうと。

さて、人口で中国以上に問題になるのが我が国、日本。

さて、ここで課題になるのが役所と研究所(シンクタンク)と数字が違っていますが、すでに減少方向へ向かっているのは間違いありません。

AIからの情報: まだ1億人を切っていません
> 国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、2050年には日本の人口は1億468万人となり、2020年比で2,146万人減となります。

総務省がまとめた国土交通省のデータによりますと、2050年にはそこから更に減り、9515万人という、953万人の差があります。

つまり、国交省が出した情報で総務省のまとめによると

高齢人口が約1,200万人増加するのに対し、生産年齢人口は約3,500万人、若年人口は約 900万人減少。 その結果、高齢化率は約20%から約40%に上昇。

国交省

更にここで読み取れるのは日本だけではないということです。

ただ、この不確定領域の幅が多くあったとしても、実際の世界人口は減る方向だろうと。
その中で、上昇だけを見たピークが約120億人だが、実際はそうはならないだろうと。

このCNNの記者の想定では、日本の人口が2100年には6000万人台になっているだろうと。
つまり、現在の半分だ。

The report authors project that the population of Japan will shrink from around 128 million people in 2017 to 60 million in 2100,

By Amy Woodyatt, CNN

ここからサイエンス・フィクションになりますが(笑)

とある研究で、2050年の人口減少問題で、2050年の家族は人工子宮にて子どもを生むだろうと。
更に、同性婚でも同じように、人工子宮を使うことで両方がハッピーになると。

それって、絶対に子どもを放棄する親が増えるだろうと思うんですよ。

人類ってのは「産みの苦しみ」があって、末期がんの次に女性は苦しむというのが「出産」。
だからこそ、子どもを可愛がり、守り通す。

逆に父親は放棄するから日本では女性に親権が与えられてしまう(これもまた問題がありますが)。

高齢者が増えると動ける人も少なくなり、働ける人もどんどん減っていきます。
そういう時代こそAIとロボットが活動すればいいのだろうけど、果たしてそこまでできるのか。

AIもシンギュラリティ(人工知能が人を超える年)が2045年と言われていて(NVIDIAによると、今の発展の速度でいくと2035~2040年と・・・)、あとすぐそこだ!

ロボット赤ちゃん:Adobe Firefly だと「子宮」(Womb)が禁句だった

先週、アラバマ州で卵子の時点で「人」であるという判決が出まして、ネット上でミームが大ブレイク。

これが人間だとしたら、すでに殺人罪に問われるのか!
そもそも、すでに鶏であるという判決だ。

そういうアホな状況に陥っているアメリカであり、毎日、健康な男性30代くらいなら3億個の精子が精巣で製造されている。つまり毎秒3500個の精子があって、それが吸収されて消えていく。
アラバマ州よ、もうそれも大量殺人剤になってしまわないか?

結論として・・・

人口減少の歯止めは無理だろう。
だって、先進国では子どもを産んで育てることが難しい(コストが高くなりすぎている)。
社会インフラが年寄り向けになっている。
どんどん若い人たちが疲弊していく(とくに今の日本)。

これからは多死社会を迎える先進国であるからこそ、きちんとお葬式のことを考えておくことが大切なんです。
人類は文字がない時代から壁画を通じて記録を残してきて、象形文字や今の文字になっても色々と書き残している。実際、この文面がいつまで残るのかも不明(wordpressが消えたらすべて消える)。

そこにはストーリー(物語)が大切であって、どんな人も物語の中で生きている。
しかも、「自分」という物語で自分が主人公。
お葬式のときだけ、自分が幕引きできないけど、それが物語の最終章で他人が自分の物語の幕を引く。