A2牛乳の存在、実は私も知りませんでした。
しかもつい最近まで。
2月末にダイヤモンド誌の土江編集長が長年開催している「名前のないぱーてぃー ちょっと遅めの新年会」というのを開催しており、私も過去に何回か参加して、面白い人達との出会いをしています。
昨年は日程的に合わなかったのですが、今年は参加できました。
そして、土江さんの驚くことに、皆さんのプロフィール(200文字くらい)を全員から募集し、それを名前をあいうえお順で表にまとめてくれました。
そこで出会った人が北海道かスーツケースを持って直接会場に訪れてきた人が。
その人のお名前が藤井雄一郎氏で、A2牛乳の啓蒙活動を行っている北海道富良野市の藤井牧場の酪農家の代表取締役であった。
東洋人(アジア人)の多くには牛乳を分解できる酵素を持っていないからお腹を下すということが長年言われてきましたが、実はそれとは別です。
これは「乳糖不耐症」ということだからです。
お腹を下す原因は、アジアン人は成長すると牛乳に含まれるラクトース(乳糖)を分解する「ラクターゼ」という酵素が減少し、乳糖が腸まで届いて悪さをしてしまうからです。
これが起きるのは歴史的に幼少期をすぎると牛乳を飲む文化ではないからとされていますのでA1タンパク質でお腹を下すのと違います。これは遺伝ですね。
まだ調査をしている状態でしょうが、このA2牛乳は乳糖不耐症を緩和するような働きもあるみたいで、もしそうなら牛乳業界にブレイクスルーになるかとも考えられます。
A2牛乳とA1牛乳の違い
牛乳には主にA1とA2という2種類のβカゼインタンパク質が含まれています。この違いは牛の種類によって決まります。
- A1牛乳: 一般的なホルスタイン種などの牛から取れる牛乳で、市販の多くの牛乳はこのタイプです。
- A2牛乳: ジャージー種やアジア原産の牛などから取れる牛乳で、昔ながらの牛乳に近いものです。
A1牛乳が消化される時、「BCM-7」という物質が作られます。この物質が一部の人のお腹に負担をかけることがあります。一方、A2牛乳はこの物質ができにくいため、「お腹に優しい」と言われています。
簡単に言うと、A2牛乳は人間の体にとって消化しやすいタンパク質を持っているということです。
Claude 3.7 による回答
余談ですが、A2牛乳を選ぶことで、タンパク質由来の不調は軽減できる可能性がありますが、乳糖不耐症の問題は解決しません。
乳糖不耐症の人は、ラクトースフリーの牛乳製品を選ぶことが対策だと考えられます。
日本A2ミルク協会
A2ミルクとは、βカゼインのタイプがA2タイプのミルクのことです。
この牛乳は通常のホルスタインからでなく、ジャージー牛やアジア原産の牛から取れる牛乳から作られます。
A2牛乳を出荷している千葉の酪農家の大畑大介商店さんの投稿によりますと:
普段、我々が目にする牛乳の大半がホルスタインからの牛乳らしいです。
しかも、ホルスタイン類産は市場の約99%とのことです。
残りの約1%のうち、0.8%がジャージー牛とのことです。
その中でもA2遺伝子を持つのが6~7割り程度(つまり0.8%の多くて7割)だから0.56%しか存在しないとのことです。オーマイガー!
私が驚いたのは、私の周り(茅ヶ崎市だから意識高い系が多いからか?)ではジャージー牛乳をよく見かけます。そうなると、出回っているジャージー牛乳がニセモノだと勘ぐってしまう・・・
だが私自身、あまり牛乳を飲むことがないので、味の違いもわかりません。
しかも、低温細菌、高温殺菌、超高温殺菌のそれぞれで処理した牛乳の違いすらわかりません。
っていうよりも意識したことがないのです。
欧米の多くの牛乳は低温殺菌(パスツール法)だと思います。私は欧米で30年前に暮らしていたとき、それしか見たことがなかったです。そもそもヨーロッパだとワインの殺菌で活用されるケースが多いからかも。(最近は超高温殺菌もやっているとワインを仕入れている人から聞いた)。
まてよ・・・
そうなると、牛ではなく、ヤギや羊の牛乳とかもお腹に優しいというのはA2タンパク質だからで、乳糖不耐症に一矢を報いるのかも。
本来はアジア人の多くは乳糖不耐症なのは、大人になるとラクトースを分解するラクターゼが減少するからお腹を下すのだから科学者としては、この2つを別々に扱う必要があると思う。
もし牛乳のタンパク質であるA2 βカゼインが結果的にお腹によくなり、ラクターゼが少ない人の体調が改善されるならそれは副産物であろう。可能性はゼロではないはず。
まだまだ調査する必要はあるが、できるなら、A2牛乳のラクトースフリー牛乳があればまたそれの研究の余地があるだろう。
追記(公開後に追記)
たまたま発見したJミルクのサイトからの情報で解明できていないことがある。
https://www.j-milk.jp/report/study/factbook202408.htmlだが結果ができている。
医学ってそういうのが多い。
アセトアミノフェンで熱が下るとかも同様らしい(これはあとで調査する必要があるけど)
もう一つ重要なことは、日本の酪農家が存続の機器に陥っていることだ。
現在、円安で仕入れる牛への食料などや燃料代も高騰化している。
その中でトラクターを動かすための燃料なども。
ゆえに、バター不足になったり(なぜバターは北海道だけで生産なのかは別課題)、チーズの製造も難しいのかも。
https://kyodonewsprwire.jp/release/202303174019
これで酪農家がもっとよくなることを願うばかり。