2018年1月になって、やっと書けるようになりました(遅いよ!)
終活フェスタ2016と2017との違いが。
そもそも「終活フェスタ」は終活カウンセラー協会が主催しています。
そこの顧問弁護士が相続専門で有名な武内弁護士で、2016ではデヴィ夫人と一緒にパネラーまで務められました。
さて、2017はガラって参加団体が変更がありました。
2016にいた多くの「善意のみ」と言うのか「善意の押し付け」のような人たちがいなくなり、これはまた面白いなと。たぶん、あれは色んな団体からブーイングだったのだろうと。
さて、そんな終活フェスタin東京2017@大田区産業プラザでが2017年12月16日に開催されて、「終活」って本当に必要なのかではなく既に「終活ありき」の時代がやってきたことを目の当たりにしました。
しかし、そこには遺言を執行するに話しは信託会社、証券会社のみしか話しをせず、あくまでも「きれいに死にましょう」的な内容と「死んだあとにほかが困らないように」←これが本来の終活の目的、そして葬儀の「後始末の現状」を知らない人たちの集まりだと言うのが目立ちました。
さて、この中でちょっと気になる商品がいくつかありましたので紹介いたします。両方とも骨壷です。
一つはサンライフさんが提供するお値段が高い骨壷です。
軽く60万円からの♪
これは、ワンオフで作られて、絵を描かれています。
実は、この商品は120万円です。
誰が買うの?って・・・富裕層はもちろんですが、やはり葬儀不要論の時代で、葬儀にはカネを掛けないけど、残るものにはきちんとおカネを掛けたい時代であるとのことで、意外と流行っているらしいです。
小さいのもあり、愛犬、愛猫のためにもと。
もはや、家族の中の家族なので、小さいのは(分骨瓶程度の大きさ)も流行っているとのことです。
これなんか、もう、立派な手元供養品です。
私からしたら、ここにお位牌を立てれ充分な祭壇(仏壇)になってしまいます。
もう一つは、水滴を除去する「呼吸する骨壷」です。
「カロート」と言うのはご存知でしょうか?
これはお墓で遺骨を入れるところを言います。
昔はコンクリートに覆われてなく、そのまま土にズタ袋(または布袋)に遺骨を入れたまま、または遺骨をその穴の中に骨瓶をひっくり返して入れてました。しかし、公営墓地などは、しっかりしたカロートを作り、一家ごとにきちんと分かるようにし、分別できるようにし、後に改葬(引っ越し)があったときに簡単に掃除ができるような仕組みになっております。
そのカロートの中はジメジメしているのと、水はけが悪いのは言うまでもありません。その中に水が流れて、遺骨も濡れたまま。そして骨瓶の中にも水は貯まり放題。それを避けるために、水を徐々に抜き、「呼吸する」骨瓶を開発した人が愛媛県今治市でいました。
正直、蛇足だと思いますが、この技術、骨瓶ではなく、違うところで活用出来るんですね。そもそも、同じ考えで壁や足ふきマットも珪藻土で作ってます。
この商品の一つ大きな問題は、触ると指紋がつく。つまり手袋をしてでないと持ち運びが出来ないのです。
そもそも、身も蓋もない言い方ですが、遺骨は土に返すと言う考えがあるのと、カロートを開けて、改葬以外は骨瓶を取り出したりはしません。なので、水が入っていようがいまいが、どうでもよいことなんです。
某大手の◯藤石材に促されて開発されたそうです。需要はほとんどないでしょう。それなら、骨瓶を高級化し、名前を掘ってもらい(実家もサンドブラスターで骨瓶に亡くなった人の名前を掘ってました)カロートに納めるほうが無難でしょう。30年も経って、誰の骨瓶かわからなくなるより、名前入りの骨瓶のほうがいいのと、カロートの所定値に置いてあり、言い伝えでみんなが誰の遺骨かを覚えている骨瓶を勝手に動かすほうがダメです。
ちなみに、東京都の場合、桐ケ谷だろうが代々幡も、町屋の火葬場もみんな廣済堂グループの東京博善社が経営しています。以前はは、国際興業が運営していたみたいですがその情報が見当たらないので、それはそれで。
そして、東京博善社での火葬場では、骨瓶の持ち込みは禁止されていて、自分で入れ替える必要があります。これは正直なところ、火葬場を運営している中での抱き合わせ販売になるはずで、何故都内の葬儀社は公取に文句を言わないのかも不思議(上からの押しつけであるイオンの葬儀についても同様ですが–これは抜け道がたくさんあるので)。
その他は、遺言管理や空き家対策、片付け(お掃除)仕事などがメイン。
はい、キリスト教の牧師さんも来ておりました。信じる者は救われると言うのですが、説得のやり方が不思議でした。