やはり今年も行ってきてしまいました。
昨日からセキュリティEXPO、Retail Tech、Japan Shop、建築・建材展が東京ビッグサイトにて開催されていました。そして、本日(2022/03/02)よりフランチャイズショーも。

実際、私は現地決済用としてモバイルPOS端末(リテールテック)で探していました。
現状はSquareとPayPayで現場で対応ですが、やはり会社員の方々は立て替え払いをされる人もいらっしゃるので紙の領収書が必要(これが清算するのに一番便利)で要求されます。
キャッシュレスとペーパーレスを同時にすることは日本では不可能だろうと。
まして今年から電子帳簿保存法やインボイス方式が始まっているのに。
現場で面白い端末をいくつか発見したので紹介したいです。
一つはブラザーのモバイルプリンタ
これはまだ発表されて数週間しか経っていないとのことです。
ブラザーのホームページよりモノを紹介します。

https://www.brother.co.jp/product/mwprinter/rj3250wb/index.aspx
ラベルプリンタではありますが、WBモデルは無線LAN(WiFi)、BT、MFi対応機種とのこと。
ただ、多くの人がご存知の通り、POSシステムは普通のプリンタとの連携することが出来ない。
専用プロトコルを介してでないと使えないので、そこに対応するしかない。
これにより、iPadのアプリで決済している人がレシート出力ができるのだろうと。
ただ、課題は「どうやって?」
次に面白そうだが、問題解決しないとダメだぞ!って言った端末がありました。
三井住友カードが運営するsteraという決済プラットフォームを利用した
Panasonicのカード決済システムの端末JT-C60
https://biz.panasonic.com/jp-ja/products-services/mobile/lineup/jt-c60

なかなか良くできているなと思ったのだが、「お客様側画面」を見て欲しい
金額が小さくしか現れない
そしてくだらない「カードをどうぞ」の画像が大きい
これは邪魔!
金額をお客様に大きく表示させることが大切
であることをパナは理解していない
端末が10万以上もするのに、
決済アプリを利用するのに2000円くらい毎月発生する。
更にそこから信販会社の手数料も差し引かれる
このビジネスモデルは最低最悪だ。
SNS(Twitter)などに投稿できるアプリもあるが、これって蛇足。
本当にどういう機能が大切なのかを理解していない日本のバカメーカ
残念な会社だなって思った
しかもサブスクで月々5000円で端末を貸し出すビジネスもやっていて、さらにアプリ1つごとに1000〜2000円徴収される。
こんなの端末を格安かほぼ無料でSMBCが配れよって。
それなら決済アプリに2000円は支払う価値があるわな。
ってことでこの端末もダメだった
ハード思考から抜け出せない日本市場だなって
あとはAIを介して人を検知する仕組みを提供している会社があった。
これは多くのところがすでにやっている。
今さら参入してどうするの?って。
ただ、面白いところが、条件を設定しておくことでアラートを出すことができる。
日本アルゴリズム株式会社(NALGO)の「Sinal」
要するに、これを重機の死角などにカメラを設置して、人を検知する。
つまり、人間が危険領域にいた場合、パトライトで視覚的と音で人が危険作業領域にいるぞ!って作業者に伝えることで不慮の事故を減らすことができる。
私はこっちが本当に役立つ使い方ではないかと。
人間カウントなんか多くの会社がやっている。
そしてものすごく精度が高いところも知っている。
しかし、その世界はすでにレッドオーシャンだよ。
こういうので4Gや5Gの電波で画像を常時本部のサーバに飛ばし、監視することが可能になる。
さらにこの応用で無人システムのアラートにも使えるはず。
関係者の方々、ぜひご検討ください。
あと、サイネージと電子ホワイトボードをどう販売するかという課題
先週、友人の会社へちょっとお邪魔してきて、100”クラスのLGのディスプレイがあった
しかも、5万円くらいでアマゾンで買ったと!おおおおおおおおおお!
電子ホワイトボードは現在、OHPなどの入れ替えで普及している。
はいはい、OHPなんか死語ですよね。
私が知っているだけで、リコー、マヤシステム、エルモ、NHP、東芝、プラス、アイリスオーヤマ、ライオン事務器なども販売している。
これも、今ではレッドオーシャンなんだわ。
なぜレッドオーシャンになってしまったかというと、教育機関で集まることがなくなったから需要が一気に落ちたと。
友人が塾の講師を複数のところを掛け持ちでやっているので話を聞いてみた。
塾や学校ではiPadで足りてしまうと
これは痛い!
では会社の会議しかないじゃん!
工場と本社をつなぐとか、そこのメンバーで会議室で会議とか。
その場合、人が一室にあつまり会議をすれば便利になる
さらにその会議室で上記のNALGOのアラートを入れて、ついでマイクロ飛沫と二酸化炭素濃度も測定しておけば介護(失礼「会議」でした)をできるだけ早く終わらせるように促せる
PS: 介護現場や待合室でも使えそう