先月末に日本外国特派員協会(FCCJ)にてBook Breakイベントを行いました。
Book Breakとはここでも何度かポッドキャストで案内をいたしましたが、食事をしながら、著者と本の会見です。実際、FCCJの会見の多くがランチを挟んだ会見が多いのです。その理由は運営のためです。
私のBook Break会見の最後に、人は死が怖いのではなく、死ぬ課程で苦しみや痛みを伴うことに恐怖を得ていると説明しました。
さて、実はイギリスで学者が調査したら8人に1人は自分は死なないと思っていることが判明しました。
あまりにもナイーブな考えを持っているなとつくづく感じました。
しかし、老化を遅らせたりすることは今の技術でも可能である。
老化細胞を除去し、健康寿命を伸ばすということだ。
しかし、やがては自分の死は訪れる。
何故なら人間の細胞分裂には限界があるからだ。
不老不死ではなく、この場合、逆戻りさせないといけないことになる。
ここでも書いたが、MemoTree社との調査であった。
死なない自分をどう作るかということだ。
宗教的に考える必要もある。

宗教を考えると「神を冒涜している」と思われるだろう。
命を作るなどとかはご法度でもある。
だから道徳観で人間のクローン開発をやってはならないと言うことだ。
動物はOKなので、羊や蛙などはやっている。
死なない人はまずいない
死なないと思っている人は12%くらいいる
死にたくないと思う人は大勢いる
死にたいと思う人も少なくない
死を恐れない人もいる
実際、人間は生存本能があるのでボケると自殺ができなくなることが多い
認知症施設では殺人事件はあるが、自殺はたまにあるが、その場合、完全な認知症ではなく、まだ自我がある人たちであることが多い。
自分は、アムステルダムのそういう人たちを扱う施設を数年前に訪れて、つくづく感じた。
さて、ここで「永遠に生きる」ということを考えてみたい。
どういう意味で永遠に生きるのか?
私はクリスタルメソッド社の営業顧問もしている。
Deep AI Copyと言って、自分のあらゆる記憶や記録をコンピュータに入れ込み、自分の人工知能アバターを作り上げる仕組みをマーケティングしている。
YouTubeの映像があるが、日進月歩なので、これよりバージョンアップされている。
さて、永遠に生きる方法はいくつかある。
一つは不老不死の体を作る
つまりサーチュイン遺伝子をいじくったりすることだ。
それには染色体の分裂を補ったりする。
他には老化を止めることだ。
老化遺伝子の活動を止めることで今のままを維持する。
そして、若返る方法を考える(美容とかも含めて)
ちなみに私の周りには何名も美魔女がいる。
60歳を有に超えている。
桃井かおりさんを見てもわかるだろう。
御年70歳!!!!
言葉に切れ味がなくなったが、若さはそのものである。
桃井かおり、70歳!
これはTwitterに投稿されていた画像だ
1970年(昭和45年)は、人生は60年だった。
そして、当時の年金も60歳で計算されていた。
今はプラス25年で、言ってしまえば25年予算オーバー。
もう一つ、永遠に生きることは人の記憶の中である。
これは、世代が変わればどんどん記憶が薄れていく。
今だからこそ本(自伝)もあればビデオもあれば、YouTubeなどの動画共有サイトがあるので活用できる。
しかし、YouTubeもあと何年あるかはわからない。
しかし、そのデータはどこかにまた移植されるだろうと。
Ustreamは消えた。
YouTubeもGoogleが消えたら、いずれは消えるだろうが、数年で消えることはまずないだろう。
私もまだ300名弱のフォロワーさんだが(笑)、2006年9月28日からYouTubeを利用している。
まる15年だった。

人々の記憶が消えたときがもう一つの自分の「死」でもある。
消えないことで、生き続けるということも言える。
そして、先ほど書いたDeep AI Copyを使ったシステムで自分を人工知能にすることで生き続ける。
いわゆる、キャプテン・ハーロックのアルカディアのメインコンピューターである。
あの中にトチローの知識がすべて埋め込まれている。
ここの課題は、今のところどこかにサーバを置く必要があり、クラウドで運営することが難しい。
まして、エッジコンピューティング技術を導入する必要もある。
実際、コストは1000万円くらいするから、ちょっとしたエッジコンピュータを入れるのは安いことだ。
最後の一つは、自分の記憶を生きた媒体に埋め込む。
これがMemoTreeの方法である。
https://www.memotree.info/
アグロバクテリウム法を活用して、木に自分の記憶を埋め込む。
そこで盆栽に目をつけた。
なぜなら、盆栽は手入れをしたら1000年は生きているからだ。
つまり、生きたUSBメモリーにすることだ。
技術はすでにあるが、コストがかかりすぎて、今のハードディスクみたいに6TBを1万円チョイで買える値段ではない。これこそ1MBにするだけでも1000万円くらいかかるのではと思ってしまう。
しかし、量産効果だけではなく、技術進歩によってコストがどんどん下がるだろう。
盆栽の多くが接ぎ木や添え木で大きくなっていく。
これが一種のアグロバクテリウム法でもある。
違う種類の木を付け足していく。
ただ、我々が必要としているのは「種」である。
「種」が存在したら、それを植えてまた芽が出たら、それを利用して記憶を蘇らせることが可能になる。
記憶を蘇らせることで永遠に生きることでもある。
今月末にAI・ブロックチェーン・量子コンピュータ展が幕張メッセにて開催される。
そこでまた何社かと打ち合わせをするために参加していくる。
まずはそこから再度挑戦したいと思っている。