先ほどはつげのヴィレッジを紹介した
今回はそこの人だ。
正直なところ、先日(1月5日)現場を訪れるまで市長参加の除幕式があることまで知らなかった。着いた時、11時5分で、丁度セレモニーが始まったところだったので、そっと割り込んだ。
主役のお二人さん(エンデバーリサイクルの杉江氏とみかわ元気ものがたりの鈴木氏)。
まずは、ここでナニをするの?って言うところが疑問に思った。
明確に目的がなければ、この不便なところを利用する価値があまりないとも思える。しかし、ここには都会にないモノがある。そう、「自然」です。
当日、訪れたのは鳳来町に関係する子どもも含む人たちとそれぞれ入居者の知り合いです。
ここで、鈴木さんと友人の紹介をする。まずは鈴木さん本人。
行政書士の鈴木さんは仕事を通じて色んな人から相談事を頼まれて、それなら!ってことで新しい事業を始められたそうです。
その第一号が、鳳来山の旅館の紹介。こちらの女将、御年80歳以上とのことで、老体にムチを打ちながらと、でもまだまだ元気。旅館を閉めようかと言うところからの話で、それなら宣伝してみようと。三河の人たちを元気にと言うことで。
鳳来寺山の鳳来館
オフシーズン価格、一泊二食付きで6500縁から
鈴木社長はこれまで、自然を体験するワークショップを開催して、多くの方々に過疎地である奥三河で自然と人間は共存し、ここには資源がたくさんあると紹介してきた。
そんなところで三河の山の幸もあれば次は三河湾の海の幸をご紹介。
こちらで、助っ人として揚げ物をつくってらっしゃるのが三河の水産業、海鮮問屋の株式会社 三忠のマドンナの小田さん。
今回、奥三河の山の中のイベントに海の幸を届けに助っ人として入ってくれた。ここで作っているのがメヒカリの唐揚げ。三河地区の子どもたちは学校給食でこのお魚が出されるのでメヒカリをみんな知っている。しかし、給食で出されるメヒカリはお世辞でも美味しいとは言えないらしい。それは、陸揚げ直後に冷凍→解凍→また冷凍?!、そして調理→更に冷えてから食卓に並ぶと言う最悪の形で提供されているからだそうだ。そんな美味しくないイメージの食材を本当はこんなに美味しい食べ物だよと教えてもらい、子どもたちも大喜びで食べていた。
更に、この日、鈴木社長の呼びかけで薪ストーブの釜を自作して販売してる方たちも助っ人で何人か入ってくれた。
薪ストーブを使って、奥三河で眠る資材を有効に使い、共存する方法を。
この日は、ピザを焼いて皆さんに振る舞ってくれた。このピザを焼いているのが鈴木さんの呼びかけで来てくださった助っ人さんの助っ人さん(ややこしい)。
今回、薪ストーブを提供してくれたのがNPO法人「恵みの郷 MIKAWA家」さんの代表で、もう一人の鈴木さん(本当にややこしい)。つまり鈴木さんの助っ人が鈴木さん。
この薪ストーブ型の釜の形、どこかで見たと思ったら、日曜日の朝7時から日テレで所ジョージさんがパーソナリティとして出演しているメガテンで紹介されている田舎暮らしのロケットストーブと同じシステムだ。煙突効果を利用した上昇気流の熱で温める応用だ。
さて、こちらのNPO 恵みの郷 MIKAWA家さんは地域活性化のお仕事をしていて、中山間地帯にふさわしい発展を試みているところです。今、力を入れているのが炭作りの体験だそうです。これからも、もっと活躍されるでしょう。
ちなみに一度、冷えたメヒカリの唐揚げをこのオーブンで再度暖めると、激ウマ!
あー、唐揚げはこうやって温めると更に美味しくなるんだな〜って言うのがわかった。遠赤外線効果だなって言うのがわかる。ピザもすごく美味しく焼けましたよ。
この薪ストーブオーブンは新城では消防も市役所もOKを出されているとのことです。さらに田舎だから、煙の害と言うのはあまり気にならないそうです。
都会のど真ん中で使うのはちょっと周囲のことを気にしますが、それでもまれに見る、一斗缶で焼いている人よりの遥かに安全(当たり前だ)。何しろ、燃料の薪は余るほどあるので、これを有効活用する他はない。ちなみにこちらのNPOでも薪も販売されてます。
さて、この「つげのヴィレッジ」ですが、都内にはない自然を身近に体験しすることが可能とのことで新城市が力を入れるところです。今後、どう発展するか見ていきたいです。